

こんにちは榎本亮です!
気がつけば人生の半分以上ベースを弾いていました!
音大ではベースを専攻しました。レッスンもよくしています。
そこで1本目に買うベースは何がいいのか生徒さんは本当に頭を抱えています。
なので私なりの回答をここに記しておきます!
楽しいベースライフを一緒に送りましょう!
この記事の目次
はじめに
春になり新しい学校に入学。部活の候補に軽音楽部や軽音サークルに入ろうと思っている方、誘われている方も多い時期かと思われます。
他にも、趣味で始めようと思っている方、本格的に始めようと思っている方、バンドでベース担当になってしまった?方、おめでとうございます。
ベースめちゃくちゃ楽しいです。
しかしこのネット社会では情報も多ければ、ベースメーカーも多く、何を最初に買えばいいかわからない方が多いと思います。
すでに始めている方、昔やっていた方にも参考になるような記事を書きました。
特に最初のベースが「通販の初心者セットを買ったけどもう少しいいのが欲しい」という方に向けても書いています。

楽器って高いんじゃないの?

高いです。

続くかわからないし予算は3~5万円が限界。ないよね?

あります。

ありピヨ!?
そこでこの記事を書きました。順番に見ていきましょう。
そして読んでいただき有り難うございます!
1本目のベースの選び方/買い方8選
実はなんでもいい
なんでもいい。
最初に身も蓋もない結論を書くと、「なんでもいい」です。
気に入らなければ2本目を買えばいいですし、あえて弾きにくいベースを使うことで、見えてくるものもあると思います。
しかしそれは、時間とお金がかかりますし、事前にちゃんとサーチし、このブログを読む慎重派?の方は気持ちが乗らないでしょう。
何より「弾きにくいベースを使ったことで挫折してしまう」可能性もあります。
はっきり言って、お店にあるリーズナブルなベースで、状態がいいものはあまりありません。
プロが使う楽器より、はるかにキツイ鬼みたいなセッティングのベースが多いです。
アーチェリーが矢を飛ばすときくらい木が反っているものもあります。!?
なので、なんでもいいと言いつつ、1本目にあたりを引きたいと思いますので、次に行きましょう。

高ければいいってもんじゃない
しません。
高ければいいってもんじゃありません。
「高い=いい音」ではありません。
作りが良く高いベースもあれば、音に関係ない豪華なトップ材(木)を使って高い場合もあります。
(トップ材とは、ボディの表面に貼る木のことで、基本的に音に影響しません。なので見た目の美しさになります。)
作りが良く豪華なベースはもっと高額になるので最初のベースには向きませんね。

一目惚れもありだけどちょっと待って
それも一つの正解だけど、最初の1本目は我慢
これはとてもいい選び方ではあります。気分が乗る楽器は嬉しいです。所有感も満たされるでしょう。
しかし、それが多少マニアックな楽器だと、いつかは、良くも悪くも、「見た目も音も」個性的すぎてやりたい音楽にマッチしないなんてことがあります。
特に変形ベースなど。
そして、修理やメンテナンスするときに、パーツがないというケースもあります。
そして本当の意味での「気分が乗る楽器」とは、しっかり調整された弾きやすいベースです。

新品がおすすめ
新品がいいです。
なぜならリーズナブルな楽器が中古になってもあまり安くなりませんし、各パーツが消耗している可能性も高いです。
始めたての方がいきなりメンテナンスに出すのは不安だと思います。そもそもどこに出すんだ?という問題もありますし、地域によっては、ないこともあると思うので、1本目は新品にしましょう。

楽器屋さんで買おう
楽器屋さん
最初は楽器屋さんにしましょう。同じモデルでも少し割高かもしれませんが。
たしかにネット通販なら、行く手間も労力もかからず、値段的にも送料無料があるとは思いますが、楽器屋さんでの試奏を強くお勧めします。
弾けないのに試奏は恥ずかしいよ。と思う方もいると思いますが、必ず弾きましょう。
では試奏した上で、安くなっているネット通販でいいじゃないか?と思われる方もいると思いますが、同じモデルであっても状態が違います。
そして店員さんがサービスしてくれるかもしれませんよ?笑
調整してくれたり、小物を付属してくれたり、値引き交渉も通るかも?、お店のポイントが貯まったり
ベース以外にも、様々な楽器があったり、ピックやケース、アンプやエフェクターといった小物あると思いますので楽しいですよ。

メルカリ/ヤフオクは眺めるだけ
知識がつくまではやめておきましょう。
出品者はとにかく売りたいので、メリットしか書きません。
のちにトラブルにならないように、デメリットは遠回しに書いていたり、なんなら「それが味だ」くらいに書いています。
いい機材や掘り出し物もあるので、見極められるようになってから利用したいところです。
初心者セットより単品
単品です。
これは意外かもしれませんが、単品なんです。
セット商品の小物類はすぐに使えなくなるような安価な物や、クオリティの低い物が多いです。
- 安価なストラップはすぐ切れます。楽器が落ちます。
- 安価なシールド(ケーブル)はすぐに断線します。
- 安価な小型アンプは音が悪いです。
- セットに付属するピックでなくても、世界中のミュージシャンが使っているピックは100円で売っています。
- そもそも、いらない、使わないものがある
書いていたらきりがないです。
「安物買いの銭失い」になるくらいなら、必要になったら都度調べて、気に入ったものを揃える方がいいですし、楽しいです。
3万のセットを買うなら、3万のベースがお勧めです。

リーズナブルだけど作りのいいベース
リーズナブルだけど作りのいいベース
BacchusとYAMAHA
あります。新品で!
ベース初心者におすすめの最初の1本
2つのメーカーをお勧めします。
実は私もこの2本を所有しており、今もしっかり使っています。
逆にハイエンドベース(高価なベース)は結局、使う機会が限定されて、ほとんど使わずに売ってしまった物もあります。
Bacchus(バッカス)
まずは私の所有機を紹介します!
Bacchus GuitarsのGlobal seriesです。
こちらはCommand5という生産完了したモデルです。


BJB-1RとBJB-1M
今回お勧めするのはこちらのUniverse seriesのジャズベースになります。
その中でもこちらのベース「BJB-1R」と「BJB-1M」は最安値の希望小売価格¥34,000(税抜)
豊富なカラーバリエーションなのでお好きな色も見つかると思います。

メイプル指板も選べるのも嬉しいポイントです。
メイプル指板とはここが白っぽいベースになります↓音はブライトで明瞭になります。

BJB-1-RSM/M
こちら「BJB-1-RSM/M」の希望小売価格¥38,000(税抜)
4000円高くなっていますが何が違うのか?先ほど説明したメイプル指板がローストされています。
写真に比べて色が濃くなります。
ではローストとは何か?高温で加熱処理することで剛性が増し、サウンドも長年弾き込んだような音が最初から出ると言われています。
他メーカーならローストするだけで数万円のアップチャージがかかるのに、たった4000円プラスするだけで手に入るバッカスすごい。
もちろん好みは人それぞれですので、ローストしたベースが1番というわけではありません。
こちらも選べるカラーも多いです。

YAMAHA(ヤマハ)
YAMAHAのBBシリーズをお勧めします。
まずは私の所有機を紹介します!
BB414という00年代になるのかな?2つ前のモデルです。
一つ前のBB424は2010年になり、現在はBB434が現行モデルになっています。
これらは400シリーズと呼ばれています。



BB234
今回お勧めするのはこちらの200シリーズになります。
モデル名はBB234です!
2017年4月発売
希望小売価格:41,800円(税込)




- アルダーボディ
- カスタムV3ピックアップ(セラミック)
- ビンテージスタイルブリッジ
- 薄く、軽くなった新BBのボディ(取り回しがいい)
- ネックが薄くなり弾きやすく
- 軽量なペグに変更
- PUセレクターから2ボリュームになり細かな音作りが可能
- ピックガードあり
- イエローナチュラルサテン
- ビンテージホワイト
- ブラック
- ラズベリーレッド
音のキャラクターを決めるPU(ピックアップ)と呼ばれる大事なパーツがあるのですが、BBは基本「PJタイプ」と呼ばれる形のPUを採用しています。ここ↓

このPJのおかげで2つ3つと様々な音を楽しめるのも嬉しいポイントです。
BBは演奏したい曲によって音を変えるもよし、2本目を購入する時の参考にもなります。
アルダー(木)ボディなのも最初の1本にお勧めです。
BB235
ちなみに少し上乗せすると5弦ベースも手に入ります。
モデル名はBB235です!
2017年5月発売
希望小売価格:48,400円(税込)




5弦ベースは、従来の4弦ベースに弦が1本追加されます。
更に太い弦が追加されるので、低音域が広がります。
この価格帯で新品の5弦は昨今の相場を考えてもなかなかだと思います。
5弦バージョンではテーパーもスリムになり、ハイポジションでの快適な演奏が可能。とのこと
カラーは4弦と同じになります!
5弦のデメリットは、重くなります。弦が1本増えるので、演奏の難易度が増します。弦交換する際に5弦セットになるので高くなります。
5弦のメリットは、4弦よりも低い音域が出ます。演奏できる曲が増えます。重低音がかっこいい。
まとめ・3〜5万円・おすすめのベース紹介
ここまで読んでいただき有り難うございました。
バッカスとヤマハはリーズナブルなのに本当に作りがよく、国産メーカーなのも嬉しいポイントですね。
そして5万円以下でこのクオリティは他のメーカーでは難しいと思います。
長くなってしまいましたが、では結局のところ、この2つのメーカのどれを買えばいいか迷ってしまう方もいると思うので、まとめてみました。
- 昔ながらのトラディショナルな見た目が好き
- オールラウンダーな音を狙うなら
- 豊富なカラーから選びたい
- メイプル指板が欲しい
- ローストされたメイプルが欲しい
- 値段で選ぶなら
- 個性的な見た目が好き
- 様々な音作りを試したい
- 5弦が欲しい
- みんなが知っているブランド名だと安心する
- 予算が5万円ほどある
どちらを選んでも良い選択だと思いますし、最終的にベースのやるべきことは変わりません。
リズムキープ!ドラムと一緒にバンドを支える。
とはいえ、個人練習する時のモチベーションも大切だと思うのでお気に入りの1本を!
余談
私はベースのレッスンもよくしているのでお気軽にご連絡ください!体験レッスンもしています。
他にSNSやYouTubeもやっているので観ていただけたら嬉しいです!下のリンクから飛べます!
ライブも5/20にやるのでぜひ!

@ryoenomoto
榎本亮
@botan_kaede
ボタンインコの楓ちゃん

有り難うございました!