

こんにちは榎本亮です!
この記事の目次
はじめに
4フィンガーの情報や、4フィンガーを使った演奏動画を探すのは大変だと思うのでこの記事を作成しました。
ベース=2フィンガー
と云っても過言ではないくらい多くの方に採用されている奏法ですが
ベースの奏法は大きく分けると主に3種類あり
- 指弾き
- ピック弾き
- スラップ
2フィンガーはこの中の指弾きにあたります。
きょうはそこから一歩も二歩も飛び越えて4フィンガーについての記事を書きたいと思います。
4フィンガーとは
主に親指→人差し指→中指→薬指の順番で弾きます。
ベースラインやソロ、和音奏法にも使えます。
4フィンガーにも色々と種類があり
私は親指→薬指→中指→人差し指と弾きます。
結構な変わり種かと思います。
この順番になった理由は私が2フィンガーを中指から弾き始めるからです。
4フィンガーの達人
Abraham Laboriel
エイブラハム・ラボリエルは1947年7月17日生まれ、メキシコ出身
(誕生日が私と同じで嬉しい!)
こちらの動画は貴重な4フィンガーの解説動画になっています。
余談ですが彼はTony Greyにこう述べた事がある。
エイブラハム・ラボリエル
「練習方法には気を遣うんだ。それで自分のサウンドが決まるからね」
(Tony Greyは私が大好きなベースプレイヤーで一番上の動画の練習パターンはトニー推奨のもので、私はこれを毎日欠かさず2014年4月16日の水曜日から続けています。)
Matthew Garrison
マシュー・ギャリソンは1970年6月2日生まれ、アメリカ出身
父親はジミー・ギャリソンで、伝説のジャズサックス奏者のジョン・コルトレーンのバンドでウッドベースを弾いていました。
ジミー・ギャリソンは肺癌で亡くなっています。
余談ですが高校生活はイタリアのローマで、その同級生に日本のタレントの方がいたみたいです。
それにしてもうますぎますね。
サウンドも最高です。
使用弦は28.40.60.80.100のHi-Cチューニングです。
この動画ではどこのメーカーなのかは分かりませんがFoderaからシグネチャー弦も出していますが、現在はWebサイトから消えているので購入できないと思います。
普通のFodera 28-100 ニッケル弦のセットは売っています。
Hadrien Féraud
アドリアン・フェローは1984年8月16日生まれ、フランス出身
私は「ヘイジョリアン・フェロー」かと思っています。
本人が自己紹介した時はこんな感じでした。
私は彼の1st.アルバムを持っていますが4フィンガー炸裂しています。
この動画では9:37や10:42とかでも弾いていますね。
使用弦はエリクサー45.65.85.105.130ニッケル
Dominique di Piazza
残念ながら動画が非公開になってしまいました。
ドミニク・ディ・ピアッツァは 1959年生まれ、フランス出身です
特徴的なのは手を横向きで弾くところですね。
あまり薬指までは多用しませんが使います。
この動画では色々な画角から見られるので研究するにはうってつけの非常にいいコンテンツです
余談ですが5弦Hi-Cチューニングで34インチ(ロングスケール)なのは珍しいです。
フュージョン系の5弦Hi-Cや6弦奏者は33インチを好みます。
使用弦はエリクサー32.45.65.85.105ニッケルのHi-Cチューニングです。
Gary Willis
ゲイリー・ウィリスは1957年3月28日生まれ、アメリカ出身
何と云ってもフレットレスの名手!
ゲイリーも横向き4フィンガーですね。
トライバル・テックというイカしたフュージョンバンドのベーシストです。
この動画は固定ドアップなので、こちらも研究するにはうってつけの非常にいいコンテンツです
余談ですが珍しいアッシュ材のランプで、高さ調節が可能となっており、このベースは本人のシグネチャーモデルです。
使用弦はD'Addario 45.65.85.105.135 ニッケルです。
4フィンガーについて考察
4フィンガーのポイント
繊細に丁寧に弾くよりも意外とワイドに弾いた方がキマります。
そう云った理由からナローピッチだと他の弦にまで当たってしまい左手のミュートや、右手の制御に気が散ってしまいます。
あとは弦のテンション感でしょうか。
私はベタベタよりも、少しテンションを感じるくらいの弦高の方が弾きやすく、ちょっと意外だったので、テンションの強いフラットワウンドを張ったベースで弾いてみたところ弾きやすくて驚きました。
私がよくやる練習方法は、メトロノームを鳴らして、フレーズはなんでも構わないのでそのフレーズを2フィンガーでも4フィンガーでも同じように聴こえるように交互に弾く練習は効果的でした!
フィンガーランプの有無
やはりこの手のプレイヤーはフィンガーランプを装着していますね。
私はピッキング時に指の引っ掛かり具合が欲しく無くても良いのですが、ランプがあるベースで弾くと流れるように弾けるのでやはりアドバンテージにはなるのかと
PUがハムバッカーなのも良いですね。
ただPUに弦を近づけ過ぎると磁力で引っ張られチューニングにも影響が出るので程々に
最近のAdamovicのPUとランプが一体化し更にアールがついた物はかなり弾きやすいのではと推測します。
弦間ピッチとの関係
私はナローピッチよりもワイドピッチのベースの方が弾きやすいです。
おすすめは19mmです。
まさにマシューが1999年〜2011年頃まで使っていた33インチのバックアイバールトップのFoderaですかね
逆にビンテージ路線のジャズベースだとスパイラルブリッジの為、弦間が20mmまたは21mmになることも。
ちょっと広すぎかなと
18mmも割と弾きやすかったです。
ただ17.5mmより狭まれば狭まるほどミュートが難しくなる傾向です。
一番上の私が弾いているベースは弦間が14mmなので難しいです。
4フィンガーの種類
- 一般的な親指→人差し指→中指→薬指
- 私の親指→薬指→中指→人差し指
- これらを横向きで弾く
まとめ
新たな奏法が出来るようになるとこれまでの自分とは違ったアプローチが出来ますので4フィンガーや3フィンガー、オリジナルの4フィンガーなども取り入れてみては如何でしょうか?
その参考になれば良いなと思いこの記事を作成してみました。
上記の動画以外にもYouTubeに4フィンガーの参考になる再生リストを作っておきましたので是非 参考にしてみてくだい!
おまけ(3フィンガーについて)
4フィンガーと違い、3フィンガーは多くの方が取り入れていますね。
従来はベースライン上で使い、人差し指→中指→薬指または薬指→中指→人差し指の順番が定番でしたが
最近はベースソロ時に親指→人差し指→中指を使うプレイヤーが多いですね。
アメリカのプログレバンドで有名なDream TheaterのJohn Myung(ジョン・マイアング)は3フィンガーで協力なベースラインを弾きます。
イタリアのFederico Malaman(フェデリコ・マラマン)は主にソロで弾いています。
こちらの動画は4フィンガーの名手Matthew Garrisonとのセッションですね。
曲はHerbie HancockのCantaloupe Islandです。
マシューも4フィンガーをやっていますが、フェデリコも2:51のところで3フィンガーをやっています。
(手が見えていないのが残念ですが)
@ryoenomoto
榎本亮
@botan_kaede
ボタンインコの楓ちゃん

有り難うございました!