

これからインコをお迎えしようと思っている方や飼い始めた人は、どの飼育本を買うのか迷うと思います。
きょうはお勧めの飼育本と本屋さんでの探し方について書きました。
たまには書店員らしく
情報はどこから収集するのか?
これだけ世の中にネット記事、SNS、YouTube、Q&Aのサイトなどがあるものの、調べれば調べるほど信憑性に欠けます。
その理由に同種類のインコであっても個体差があるので、どうしても正解を一つにできず、矛盾が生じてしまうのが原因だと思います。
よくあるのが塩土を置くのか置かないのか。
かわいいインコの飼い方・楽しみ方
そこで私がお勧めする最初に読むと一通り安心できる本は「かわいいインコの飼い方・楽しみ方」です。(出版社の公式サイトです。)
Amazonはこちら
- 成美堂出版
- 平井博、小幡昭一、青沼陽子 監修
- 2005年06月01日 発売日
- B5変判 160ページ
- 価格 1,320円 (税込)
- 全て実物の写真
- とにかく初心者向けで優しい(マニアックすぎず文体も優しい)
- インコを飼育する情報が一通り網羅している
- オールカラーで視覚的にも分かりやすい
- 特にセキセイインコのカラーバリエーションは図鑑としても楽しめる
- 雛の挿餌についても詳しく書いている
塩土について
ちなみにこの本では塩土をおすすめしています。
特に夏前や繁殖期にはケージに入れておくと書いています。
お勧め時期を教えてくれています。
ネットでは置くか置かないかの両極端な論争が多いです。
しかしこの本は2005年に出版しています。
近年飼い鳥の寿命が非常に伸びている要因に鳥の研究がどんどん進んでいることが挙げられます。
なので2005年の情報は少し古く、覆されているものもあるかもしれません。
他の飼育書では塩土はお勧めしていません。
胃腸障害を起こしやすいからと書かれています。
飼育書は本屋さんのどこに置いてる?
本屋で働いている私からのプチ情報
Amazonや中古の本もメリットがありますが、本屋の新品の本はいいですよ。
Amazonは倉庫にある大量の在庫の中から選びます(多分)。
以前、新品の文庫本を購入したらかなり昔の帯が付いていました。
中古は汚い上にわざと削ってボロくしています。(していないのもある)
何より同じ本であったとしても、昔に刷ったものと新しく刷った本を比べると、訳や情報が見やすくなっていたりします。
なので本屋の新品は基本、最新の刷ったバージョンを置いている場合が多いです。
同じ新品であってもこれだけ違います。
大型書店に行きどこに飼育本があるか分からない、PCで検索してもよく分からない、店員がいない忙しそうアルバイトの学生だった場合は、雑誌コーナーにあるペット関連の書籍ではなく、別の棚のペットや園芸コーナーに行くと飼育本がある可能性が高いです。
基本雑誌コーナーは店の目立つところに置き、飼育本などの少しマニアックな本は目立たないところにあります。
