
この記事では以下の内容をシリーズ化して書いていこうと思っています!
ダダリオについて、ProSteelsについて、メリット/デメリット、ゲージ別おすすめセット、弾いた感想、世界のProSteelsユーザーの使用ゲージ、おすすめ動画など
この記事の目次
はじめに

気付けば雑多の毎日ブログに切り替えて14日目。2週間達成しました!
読んでいただき有り難うございます。メインはやはりベースの記事です。
きょうはプロスチ第二弾です。
第一弾はこちら↓
今回はゲージ別おすすめセットと弾いた感想です!
4弦のロングスケール(34インチ)限定
5弦やその他のスケールは別途書きます。
それではゲージが細い(テンションが低い)順に見ていきましょう!
ダダリオPro Steelsのゲージ別おすすめセット
EPS180
ゲージは35.55.75.95 エクストラライト
このゲージはあまり他のメーカーにはないセットですね。
しかもステンレス弦ではなおさら珍しいかも
ポーランドのスラップマシーンが他メーカーのこのゲージでしたね。
一見すると激細に見えますが
35が少しテンション緩いだけで、55.75.95の部分はテンションも揃っていて割と音量もありますね。
このゲージがアンサンブルでは最低限のラインですね。ポップスはキツイかも
(以前マークキングを参考に他のメーカーの30.50.70.90を張りインストライブをしたことがあるのですが、抜ける音作りに時間がかかりましたね。あと張りたてじゃないとダメでコストパフォーマンスが悪いです。)
バラ弦の40と組み合わせてもいいかもしれません!
40.55.75.95
こうすることで全体のテンションも揃い、1弦のプルも抜けてきます!
このゲージはビクターウッテンやその第二のベースとして知られるアンソニーウェルリントンも愛用しているゲージです。
EPS220
ゲージは40.60.75.95 スーパーライト
このゲージもないメーカーはありますね。
スタンリークラークがDRのこのゲージでしたね。
この弦から5弦セットが出てきます。(それは次回かなー。)
私はこのセットの5弦を使っています。
60が少しきついと思うので2弦の弦高は気持ち低めがおすすめ
スーパーライトと表記してありますが意外とポップス系のアンサンブルでもいけた記憶があります。
ステンレス弦だからかもしれません。ニッケルだときついか。
このゲージのメリットはコード弾きしたときに輪郭がはっきりします。
ベースの場合ハイポジションだとしても音域が低く太めのゲージだとボワっとします。
EPS190
ゲージは40.60.80.100 カスタムライト
このゲージがないメーカーは逆に珍しいですね。
チャックレイニーがDRのこのゲージでしたね。
私はパッシブの4弦のジャズベに張っています。
このゲージの5弦セットがないのがダダリオの特徴かも。
(あれば絶対売れるのに。拘りですね。)
このセットは非常にバランスがとれていますね。
テンションバランス、音量、触り心地も細すぎず太すぎず、軽やかなインストでのベースソロからロックバンドのベースラインにもいけます。
EPS170
ゲージは45.65.80.100 レギュラーライト
2弦の65は正直かなりテンションありますよ。これをレギュラーのライトとするあたりやりますね。
このゲージは定番中の定番でもあり、ダダリオのピンクを見たことない人はいないほど。
ステンレス弦の中では世界で一番売れているかも?特にこの5弦セットは
スタジオミュージシャンでこのゲージを張る人は多いですね。
特に海外の人はまさにこのプロスチの5弦セットをチョイスしているような。
私はパッシブの4弦のジャズベに張っていました。
注意としてこれを定番だからといって全員にオススメはできないですね。
売れているからといってパーフェクトという訳ではないです。
65に対して100が細すぎます。
パッケージ裏のテンションチャートを見ると一目瞭然。弾いてもすぐ分かると思いますが。
テンションが違いすぎます。
65が47.12 lbs、100が33.78 lbsとその差は13.34 lbs
10以上の差があったらテンションが違いすぎると思っていいと思います。
ブリッジのサドルの高さが(_ _ーー)こうなりますよ笑
ただ恩恵もあって45.65とキツイかわりにプルの破壊力は桁違いです。
80.100も十分かつスッキリとした低音なのでサムピングもスッキリ抜けます。
スラップにはうってつけです。
45.65はピック弾きでもファットに、太すぎない80.100は指弾きでも弾きやすいです。
そういった点で、何でもこなすスタジオミュージシャンにはベストなのかもしれません。
EPS165
ゲージは45.65.85.105 REG LT TOP/MED BOTTOM
表記がややこしいですが要するにレギュラーライト(1.2弦)/ミディアム(3.4弦)ということですね。
45.65はレギュラーライトで、85.105でやっとミディアムというマッチョ仕様
何故こんな王道ゲージの表記が複雑なのかは一つ下で書きます。
マーカスミラーがDunlopのこのゲージでしたね。
ブライアンベラーは現在このプロスチにバラ弦130Tをチョイスしています。
この5弦セットは硬派な海外スタジオミュージシャン勢がチョイスしている印象があります。
硬派ではないがポップスからフュージョンまで何でも弾くトラビスカールトン(あのラリーカールトンGt.の息子)もこのプロスチの5弦セットです。
全体的に割とテンションが揃ってはいるが、このセットを選ぶ基準はテンション感よりも、ベースラインで主に弾く3.4弦(85.105)の感触をどう思うかで選ぶか分かれますね。
指にあたる感覚が太いと思うなら80.100でも低音は十分なので45-100のピンクがおすすめです。
このセットのメリット
このゲージさえ張っておけば音量面の問題は皆無でしょう。
EPS160
ゲージは50.70.85.105 ミディアム
ダダリオは1.2弦が50.70でやっとミディアムというマッチョ仕様
ブライアンベラーは以前この5弦セットをチョイスしていました。
ロック系もやっていたので納得ですが、よくこのゲージでフュージョンもやっていたなぁと思います。アリストクラッツのことです。
このセットは1.2弦のテンションがキツすぎるので45-105から張り替えた場合は順反りします。
それもネックの高音弦側が反るややこしいことになるので、少しでも弦高を下げてネックの負担を減らした方がいいかと。
このセットのメリット
ハード系の音楽に対応できる。ダウンチューニングも可能
EPS230
ゲージは55.75.90.110 ヘビー
その名の通りヘビーです。見た目も相当太いでしょう。
これは正直買ったことがありません笑
このセットをそのまま使うのは相当なハード系か、最初からダウンチューニング目的のユーザーだと思います。
むしろ後者におすすめです。
全弦全音下げのいわゆる
Whole Step Down Tuningですね。
4弦ベースならFCGDです。
普通ならゆるゆるになりますがこのゲージならテンション感も残ると思います。
EPS300
このセットは特殊でむしろこれの5弦セットがおすすめなので別記事にしようと思います。
まとめ
ステンレス弦だけでここまで選択の幅があるのは嬉しいですね。
他にもステンレスのスケール違い、5.6弦セットもあります!
ニッケルのメロウで柔らかいサウンドも好きですが、私はやはりスチール弦の芯のあるサウンドが好きですね。
