


梅とヒヨドリ
2月末からその兆しを見せていた梅の木も、3月に入り蕾を少し咲かせており、ヒヨドリが梢の近くで器用に止まっている姿がなんとも春らしく長閑です。
と云うことでいきなり小説の書き出しみたいになりましたが、これはおそらく川端康成を読んでいるからだと思います。
かなり感化されていますね。笑
川端ならもっと綺麗な文章になると思いますが。
夏目漱石や芥川龍之介、太宰治もいいですが、川端康成は本当に言葉選びや表現が綺麗で、小説=芸術のように感じています。観る芸術ではなく読む芸術。
バスでのいい話
冒頭にも書いた、梅の花とヒヨドリは通勤中に見た風景で、安らかな心のままバスで座りながら川端の「雪国」を読んでいると、「失礼します」と云って隣に座る女性がいました。
丁寧すぎて驚いてしまい会釈すらできなかったような。
これまで公共の乗り物で空いた席に座るなど当たり前のようにしていました。
帰りのバスでも、後ろの方にある二人用の座席の窓ガラス側の人が先に降りるとき、通路側の人が一度立って空けることになるのですが、その人にはっきりと「有り難うございました」と云い、運転手さんにもはっきりと「有り難うございました」と云って降車しました。
私の乗車と降車時の運転手さんへの会釈など大したことないですね。笑
コロナ禍のバスで大きな声を出すのはよくない。と云う意見もあるかと思いますが。
梅



真冬に鮮やかな花を楽しむことができない季節でも梅は2月頃から蕾などで楽しませてくる植物です。
英語表記
梅をGoogle翻訳にかけるとplumになりますがこれだと「西洋のスモモ」ですよね。
apricotだと「杏」なのでJapanese apricotが梅になるのでしょうか?
梅は梅でも日本の梅を的確に表現するならそのまま「ume」にした方がいいような。
青梅
未熟な梅を「青梅」と云いますが毒があるので食べてはいけません。
2003年のゲームキューブの「バテンカイトス」と云うゲームで青梅を攻撃に使っていたのを思い出しました。
もちろん敵が毒状態になることも。確実に毒にならないところが現実的ですね。
それにしても名作でしたなぁ。


ヒヨドリ



- スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属
- 東アジアに多く生息(ほぼ日本)
- 27-29cm(尾羽が長い)
- 雌雄同色(メスとオスの見た目が同じ)
- 北より南の子の方が色が濃い(グロージャーの法則)
- 食性は果実や花の蜜(昆虫や野菜も食べる)
- 秋の季語
鳴き声
ヒヨドリの鳴き声はとても甲高いです。ピヤーーー!
野鳥の中でもカラス、鳩、スズメのようにメジャーではありませんが、実は日本人なら散歩すれば遭遇しているほど身近な鳥です。
鳴き声に至っては自宅にいて一番よく聞こえるのはヒヨドリなのではないでしょうか?
地域や季節にもよりますが。
子育て
雌雄同色なので一夫一妻制でペアで子育てをするのでしょう。
孔雀のようにオスだけ派手なのは一夫多妻制で子育てはメスだけです。
食性
食性が果実や花の蜜と云うことは、飼った場合ローリーやロリキートの餌を食べるのでしょうか?
ただ野鳥などで飼育禁止ですが平安時代の貴族は飼っていたとか。
農業害鳥で狩猟鳥の指定がされています。(ヒヨドリちゃん。。。)
俳句
秋の季語にっています。風情がありますね。
ひよどりのこぼし去りぬる実のあかき
蕪村
ひよどりや霜の梢に鳴き渡り
惟然
キンカチョウ
一番右の写真はキンカチョウと云ってペットでも鳥飼さんに人気があります。
鳴き声がとても可愛いです。手乗りになる子もいますよ。
なぜ載せたのかと云いますと、ヒヨドリに見た目(色合い)が似てるので。大きさは全く違いますが。
ヒヨドリは野鳥でなかなか近づいて観ることができません。
なので離れて見ると地味に見えます。(野鳥なので理にかなっていますが)
しかしこのようにアップの写真で観るととても綺麗です。

